「たられば」で進捗管理

「たられば」というとネガティブワードの代表格のように扱われているが、
使い方次第で結構役に立つワードになるよね、と思ったので書いておく。

例えば仕事場で。
今抱えている仕事でアップアップなところに更なる仕事が舞い込んだ。
やりたいのは山々だが仕方がない、ここは後輩にやってもらうことにしよう。
早速後輩を呼び出し、仕事の指示を行なう。
もちろん仕事を受けた身としては指示したら終わり、という訳にはいかない、
無事に完遂できるよう管理(進捗チェック等)をすることになる。

「そういえば、例の件ってどんな感じ?」
「あー……やってます」
「何か問題ある?」
「今のところは……大丈夫……ですね」
「あーそう。じゃ、何かあったら遠慮せずに言ってね」
「はい」

後輩としたら「何か問題ある?」と聞かれても中々答えにくいものである。
大した問題ではない(と思っている)ので言うほどでもない、
そんなことも出来ないのかと思われるのも嫌なので、
なんて軽率に判断してしまったりするのだ。

それで何事も起きずに済めばいいのだが、
安心して放っておくと、結構な問題が起きてから泣きの報告が入る、なんてことがある。
もっと早くに言ってくれればこんなことにならなかったのにと思ったところで後の祭り。

そんな事態を避けるために有効なのが「たられば」だ。
この場合なら、
「問題ある?」ではなく
「もし、問題を報告しなければならないとしたら?」とか「もし、問題があるとしたら何かな?」と聞く。
あるとしたら、なのだ。実際にはない。だから言いやすい。
「あまり経験がないので〇〇の部分は後回しにしているんで、そこが不安材料と言えばそうですね」
「今ちょっとハマってるところがありますが、光は見えてきたんで一両日中には片付くと思っています」
そんな答が返ってきたなら、じゃ今ちょっと見てみよっかとかもう2,3日したらまた聞いてみるか、ということになる。問題の芽を小さいうちに発見、摘むことができるのだ。

進捗管理には「たられば」が使えるじゃないかな。
かように愚考するのでございます、ハイ。


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