同級生が勇気を振り絞って高嶺の花に告白するというので
手に汗握って見守っていたら、にべもなくあっさりフラレた。
そんな気持ちになった。
試合は、
シュトルムの鋭いジャブが佐藤の顔面を捕らえる→佐藤の繰り出すパンチは堅いガードに阻まれる。
というシーンが延々繰り返し再生されているかのようだった。
変容していく佐藤の顔面を除いて……。
フェリックス・シュトルム(7RTKO)佐藤幸治
確かにミスマッチだったとも思うし、
高嶺の花に軽くあしらわれただけのことかもしれない。
それでも、と思うのだ。
私たちはこれまで何度も番狂わせを見てきたじゃないか、と。
世間には「何で、この二人が?」というようなカップルが溢れているじゃないか、と。
希望を全て捨ててしまう必要は、ない。
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