北京オリンピック男子サッカー、日本代表の戦いは予選リーグであっけなく幕を閉じた。
3戦全敗、得点1。
参加16ヵ国中、勝ち点をあげられなかったのは日本を含めて2ヵ国のみ。
惨憺たる結果である。
このチームは
2005年 オランダワールドユース組(1985年以降の生まれ)と
2007年 カナダU-20ワールドカップ組(1987年以降の生まれ)、
2つの世代を融合したチームであるのだが、
オランダ組はワールドユースでも一勝もできなかった。
これからのフル代表を担っていくべき世代であるオランダ組は、
国際舞台で1勝もできなかった“勝利を知らない世代”となってしまったのだ
(今回メンバー外となった平山相太を除く。2003年UAEワールドユースおよび2004年アテネオリンピックに参加しているため)。
これは由々しき問題だ。
「勝った経験」は間違いなく次に勝つためのチカラ・自信になる。
ほんの些細なことが勝負を分ける国際大会ではなおさら効いてくるのではないか。
しかも日本サッカー最大の目標であるワールドカップには世界中から勝者が集まってくるのだ。
何でこんなことに……くくう、
と煩悶していたら帰国した反町監督がポジティブ発言をしてくれていた。
チームを2年間指揮した反町監督
「数字の上では期待に応えられなかったが、目に見えない収穫を持ち帰れた」
腰が砕けるかと思った。
普通の会社でこんな報告をしたらどうなるだろう。
「確かにー、数字という点では結果は出てないんですけどー、なんていうかー、仕事ってそれだけじゃないじゃないですかー。数字には表れない成果っていうのがあると思うんですよー。自分、その辺には結構自信あるんでー、ハイ、正当な評価をお願いします」
どつきまわされるのがオチだ。
それを日本を代表したチームの指揮官が言うなんて……。
これからも日本サッカーはつづく。
本当にすべきことは何なのか、協会には真剣に考えてもらいたい。
後記事 : 「先んずれば人を制す」のか
前記事 : 多数決の弱点